泣き虫真治君の悲しみを癒す大人の真治さん

トーク番組を観ていたら、武田真治さんが出演されていました。
俳優、タレント、サックス奏者、
今ではEテレの「みんなで筋肉体操」でおなじみですよね。

苦悩の芸能生活を救ってくれた忌野清志郎さんとのお話しに感動したのですが、
さらに興味をひかれたのが後に続いた小学生の頃のナイーブなお話し。

飼育係の真治君は夏休みにみんなの亀を預かりお家で育てることになりました。
（確か）広い場所で育てようとお家の池で飼育することにしたのですが、
しばらくして亀は逃げ出してしまいます。
懸命に捜索するも離れた場所で死んでしまっていたそうです。

動揺している真治君にお母さんは新しいのを買ってきてあげるから大丈夫といいます。
不安ながらもそうすることにして、ようやく新学期の始まる前日に亀を手渡されます。
飼育していたのは茶色い大き目の亀、お母さんの買ってきたのは小さい緑色の亀。

どう見たって違う亀とわかってしまう。。
今更どうにもならないので、真治君はその亀を教室にもっていきます。
肩を上下に震わせ泣きじゃくりながら亀を死なせてしまったことを、
みんなの前で伝えたそうです。

ここまで、面白がって話していたのが、
同じように肩を上下して泣きじゃくる真似をしながら話していると、
武田真治さん、感情がこみ上げてきて、目頭を押さえながら
特に隠さず、隠せず、「子供にとっては酷な話ですよね」と
当時の自分を可哀そうだと悲しんでいました。
周りは爆笑かもしれませんが、
司会の鶴瓶江さんも特に突っ込まなかったように感じました。

これ、感情解放をしている～と見入ってしまいました。
当時の真治君の悲しみを受け止めて感じているなあ、
インナーチャイルドの癒しをしている、しかもテレビで＾＾

こんな風に置き去りにしてきた感情に繋がり、
チャイルドの癒しができることは、セルフケアとして理想ですね。

あんなことあったなあと忘れることができなかったり、
胸がちくっとしたら、癒すチャンスです。
当時はどんな気持ちでいたんだろうなあと、
丁寧にみてあげてくださいね。感情に繋がれた時には、
気持ちをおさえず感じきることがポイントです。

最近になって、
武田真治さんはお母さんにその亀のことを聞いたそうです。
なんで小さい亀を買ってきたの？という感じで。
そのころは乳飲み子も抱え（お子さん3人）とても大変で、
「お前の亀のことなんてどうでもよかった」と言われたそうです。

真治さんがしっかり当時の自分を受け止めているので、
心の中でチャイルドが反応することもなく、
そうだったんだなと冷静に受け止められたのではないでしょうか。

武田さんはとても繊細な方なのもよくわかりましたが、
振り切れているその個性のままの活躍を応援したいと思いました。

Hanaの近況

最近は、継続のセラピー1回目を終えたクライアントさんから
嬉しいメッセージが届いています。
詳しいことは書けませんが、現実でも大きな一歩を踏み出され、
今までとは違う行動をとったその爽快感を味わってらっしゃいます。
表情が違うだろうなあ、次回お会いするのが楽しみです。